ハイスペな経歴ほど、人生設計がない理由
私はこれまで、本当にたくさんのクライアントさんを見てきました。
中には、医師・弁護士・教師・外資系勤務など、誰が見ても“ハイスペ”と言われる経歴の方も多くいます。
でも、不思議なことに──
そういう方ほど「自分の人生の設計図」を持っていないことが多いんです。
私は設計図、地図というような言い方で一般向けには伝えますが、講座ではそれを【未来設定】と呼んでいますが、絶対必須アイテムです。
でも“ハイスペ”と言われる経歴の方はそのアイテムを持っていない。
なぜなら、彼女たちは“正解のある世界”で生きてきたから。
でも、人生には正解がない。
「正解のある世界」で育った人たち

ハイスペな人ほど、学校の勉強が得意で、努力すればちゃんと結果が出るという世界で育ってきました。
テストには答えがあり、頑張れば評価され、ルールを守れば成功できる。
でも、そのルールの外──つまり「人生そのもの」には、正解がない。
どんな道を選んでも、「これが正しい」という保証はないんです。
脳は“正解のある環境”に慣れると、指示待ちになる
脳科学の観点から言うと、人間の脳は「報酬系」という仕組みで動いています。
たとえばテストで点数が取れる、上司に褒められる、合格する。
こうした「結果が見える報酬」を受け取るたびに、脳はドーパミンを放出し、「また成功したい!」とやる気を出します。
けれども、この状態が長く続くと──
「指示を待たないと動けない脳」になっていくんです。
つまり、自分でゴールを決めることが苦手になる。
「何を目指せばいいのか分からない」「次に何をすればいいのか分からない」
そんな迷子状態に陥ってしまう。
私のクライアントたちにも共通する“空白”
ハイスペな経歴を持つ人ほど、人生の途中でこう感じます。
「頑張ってきたのに、なんか満たされない」
「安定はあるけど、心がワクワクしない」
「私、このままでいいのかな?」
実際、医師や教師の方に多いのは、「与えられたレールの上を全力で走ってきたけれど、気づいたら自分の目的が分からなくなっていた」というケース。
勉強も、資格も、キャリアも、“やるべきこと”は完璧にこなしてきた。
でも、「本当は何をしたいのか」という問いには、答えが出ない。
そもそも、自分について深く考えたことがあるのだろうか?という方もいらっしゃいました。
脳科学で見る「人生設計がない理由」
脳には、RAS(網様体賦活系)というフィルター機能があります。
これは、私たちが何に意識を向けるかを選ぶ“脳の検索エンジン”のようなもの。
たとえば「赤い車が欲しい」と思った瞬間、街中で赤い車ばかり目に入る──それがRASの働きです。
でも、このRASは「自分の目的」が設定されていないと機能しません。
つまり、「自分がどんな人生を生きたいのか」という設計図がないと、脳はどこを探せばいいか分からず、自動的に“現状維持モード”になります。
努力家のハイスペ女性ほど、この“現状維持モード”にハマってしまう。
なぜなら、目標を自分で設定するよりも、すでに与えられた課題(試験・資格・昇進)をクリアするほうが得意だから。
「成功法則」は、もう“外”にはない

私がハイスペ女性に伝えたいのは、本当の成功法則は「外の世界」ではなく「自分の脳の中」にあるということ。
たとえば、医師は「患者を治すこと」には長けていても、「自分を幸せにする方法」までは誰も教えてくれない。
でも、脳科学の視点で見ると、自分の心の声を拾い、“幸福感を感じる回路”を育てることこそが、本当の意味での成功なんです。
アホ高校出身の私が見た“人生設計力”
実は、私は小学生からバカにされるような“アホ高校”に通っていました。
でもその環境にいた人たちほど、「どうやって生き延びるか」を本気で考えていたんです。
「30歳までに結婚したい」
「この職に就けないなら、別の道を探そう」
そんなふうに、自分の人生を“戦略的”に考えていた。
ハイスペな人たちは、
「大学に行って当たり前」「いい会社に入って当たり前」
というレールの中で頑張ってきた分、人生設計そのものを考える機会がなかったのかもしれません。
少なくともアホ高校出身の場合、選択肢が少ないからこそ、「必死のパッチ」でハイエナのように生き延びる危機感に陥っていました。
今の時代、“自分軸”で生きる脳に切り替える
今は「風の時代」。
学歴や肩書きよりも、自分の心を軸に生きる時代です。
脳科学的に言うと、幸せに生きる人の脳は「内側基準」で動いています。
つまり、他人の評価ではなく、
「自分がどう感じるか」「何を大事にしたいか」で判断している。
この“内側基準”を育てるのが、私が伝えているセルフコーチングの核でもあります。
ハイスペな人ほど、再設計が必要です!
脳科学で読み解く“本当の成功法則”
ハイスペな経歴を持つ人は、すでに努力や行動力の天才。
でも、今の時代に必要なのは“頑張る力”ではなく、
“方向を定める力”=自分の脳をチューニングする力。
脳の仕組みを知り、自分の人生を再設計できたとき、外側の成功と内側の幸福が、初めて一致します。
もしあなたが今、「これからどう生きていこう?」と迷っているなら、それは“次のステージに進むサイン”です。
脳は、現状を超えようとするときに不安を感じます。
でも、その不安の向こうにこそ、あなたの“本当の人生の設計図”が待っています。
「ハイスペな経歴ほど人生設計がない理由」──
それは、外の世界に正解を探してきた脳が、
いま初めて“自分の内側の答え”を探そうとしているから。
その瞬間こそ、本当の成功法則が動き出すタイミングです。